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2025年問題
みなさんこんにちは、院長の二宮弘旭です。
前回は「歯の健康=体の健康」というお話をしました。
今回は目前に迫っている
「2025年問題」
についてお話ししたいと思います。
これは、高齢化社会が進む日本ですが、2025年には国民の4分の1の方が、後期高齢者(75歳)になる超高齢化社会に突入するという事です。
この2025年問題を迎えるにあたり、さまざまな問題があります。
今回は、
①企業における問題
②医療における問題
③税金の問題
についてお話しします。
①企業における問題
企業においては、労働力不足が問題とされています。
定年後も労働されている方がいるものの、まだ大多数の方が定年を機に退職されています。そして国は労働不足の対策として外国人労働者の受け入れや女性の働きやすい環境を整備すると言った政策を取ってきました。
しかし、総務省によると結果として2019年を境に労働者の人口は不足しております。
労働者人口が減ると経済は停滞してしまい、社会保障を支える保険料や税収が減少してしまいます。
②医療費・介護費における問題
高齢化が進む事で1人あたりにかかる生涯医療費の増加が考えられます。
財務省のデータ(2019年)では、
65~74歳の1人あたりの医療費:約56万7000円
介護費:約4万9000円
これに対し、
75歳以上の1人あたりの医療費:約93万1000円
介護費:約47万1000円
2019年の段階で既に、後期高齢者になると医療費は約2倍、介護費は10倍もの差が出ている事が分かります。
そして2019年の75歳の人口は約1849万人で、2025年には約2180万人と言われています。
この事から分るように、このままでは国民の医療費や介護費の負担が増加してしまう事は明らかです。
③税金の問題
医療費や介護費の話の延長になりますが、これらの費用は現役世代が支払う保険料と国の税収で賄われています。
労働者人口が減り保険料や税収は減る見込みにも関わらず、医療費・介護費は増大するのです。
この対策として国は、
・消費税率の引き上げ
・現役世代の給料から天引きされる保険料を引き上げ
を更に検討しています。
①~③として問題点を長々と書きましたが、これらに関して私たちに出来ることは、「とにかく健康」でいる事です。
労働者人口を改善する事は私達の力で直ぐに対処出来ることではありません。
しかし健康維持に気を使う事によって、将来の生活の質も改善されますし、結果的に生涯医療費も削減される事が分かっています。
関連動画へリンク:人生最後の10年、あなたは健康に過ごしますか? それとも――。
これはカナダの健康推進チャリティ団体が作った動画です。
とても考えさせられる動画ですので、是非一度ご覧ください。
予防に”投資”をする事で、健康を保ち、その健康を活かして色んなところへ旅行へ行ったり、ゴルフ、テニス、ハイキング等々、趣味に時間を使いたいと思いませんか?
治療という「マイナスからゼロ」にお金を使うのでは無く、
予防という結果的に「ゼロからプラス」にお金を使いたいですよね。
治療では無く、予防。
とにかくこれが大事です。
お口は体の入り口。
健康の入り口とも言われます。
是非一緒に、健康の維持を目指しましょう。
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この記事を書いたのは 歯科医師 二宮弘旭 です。
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